2014年に独学で油彩画を描いて、
2016年から絵画教室で、デッサンと油彩画を学び
そして2017年から混合技法で描きはじめて、なかなか上手くいきませんでした。
混合技法で3枚目に描いた作品になります。
- 描かない技術とはなにか?
- ポイント3つ
- 勇気と技術を知る
描かない技術を実感
2020年7〜10月頃に描いた作品です。
サイズはポストカード2枚分、サムホール(227×158㎜)
週に1回ペースで絵画教室で通って描きました。
この3ヶ月14日で気づいたら、後半は体をたいして描いていないのに、完成していました。
描かない技術とは何か?
描かないとは「チワワの体」のことです。
- 手前の顔や耳の毛は1本1本丁寧に描く
- 奥の体は面でざっくりと描く
- 観る時間を作る
細かく描くだけでは絵は上手くならない
細かく描き出したら、夢中になって均等に描いてしまいます。
均等に描くことが悪いのではなく、筆者Keiはリアルに描きたい憧れがあるからです。
リアルに描きたいから、強弱をつけてあえて、均等にしないようにすること。
顔より後ろの体を描かないことで、ボンヤリします。
そうすることでパース(遠近法)に、より空間が生まれるんです。
メリハリがついて、魅力的な絵になります。
作品過程、比べてみた
↑1枚目は8日目に描いた作品です。
この時は同じぐらい顔と体に、テンペラ絵の具と油絵の具を重ねています。
その後はほぼ体は描かずに、顔のみどんどん重ねていきました。
↑2枚目が13日目です。
影や茶色の毛をふんわり面で入れるぐらいで
顔や耳は毛を1本1本、ていねいに描きました。
3作目の全制作工程の記事はこちらからどうぞ↓
テンペラ油彩の混合技法。制作期間3ヶ月の記録。早く完成できた理由2つ。2020
格段に早く完成できて、ライトの絵のレベルも上がりました。
1作目の記事はこちら↓
テンペラ油彩の混合技法。制作過程1年7ヶ月の記録2017〜2019
2作目の記事はこちら↓
勇気と技術を知る
描きたくなって描きすぎるのは不安があるからです。
しかし描かない勇気をもって、描かないことで、より描き込んだ顔が生きてくるとおもいます。
講師が筆者Keiは描きすぎるクセを知ってくれているから、描くことに禁止令を出してくれました。
描きたくてウズウズして、それでもガマンっ!
その代わりに写真をよく観て観察する時間を長くしました。
そして顔や耳に集中して描き終わったら
「あれ?・・・」ってなって
体をもう描かなくても大丈夫だと気付いたんです。
これが描かない技術なんだと実感できました。
ここまで読んでいただき
ありがとうございます
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