ちわわ画家ライフの筆者Keiです。
写実に憧れています
しかし筆者Keiは観る力が下手なので、そんな写実には描けないとやさぐれていました。
まずは素直に描いてみようと、ていねいに描いた油彩画「胡蝶蘭」から学んだ実体験です。
- 胡蝶蘭を油彩で描いた経験から気づいたこと
- 描かない技術を解説
なぜそういう考えになったのかをまとめました。
描かない技術に気付く
2019年に描いた「胡蝶蘭」です。
当時バイトをしていた、オープンしたての飲食店に飾る絵を描きました
モチーフはなんでも良いというので、お祝いでよく見かける大好きな胡蝶蘭を描くことに
この「胡蝶蘭」の作品を描いたことで、細かく描くことだけでは魅力的な絵にはならないと気づくきっかけになりました。
なぜ?メリハリをつけるため
まずは主役を決めます。
そして主役はしっかり描き込みます。
その周りの花は脇役です。
その脇役を同じように描かないことです。
同じように描かないことでメリハリがついて、作品がよりおもしろくなるんです。
制作過程
こちらの記事にまとめました↓
描かないようにガマンしたつもりが・・・
主役を決めて描き始めたのですが・・・
胡蝶蘭の細かい部分を、どんどん描いていきます。
すると後で描いたの方が上手く描けるので、楽しくなって脇役までしっかり描いてしまっていました。
そうなると客観的に見れなくなっていて・・・
これでももっと描きたいとウズウズしたけど、描くのをガマンしたんです。
あらためて振り返ってみたら、描きすぎていることに気がつきました。
あれ・・・あれだけガマンしたのに(^◇^;)
でもこの時は描きたかった胡蝶蘭を、心から満足するほど細かくていねいに描く経験ができてよかったです。
たのしかったぁ。
ここまで描かなかったら気付けなかった
どのくらい描くことが、自分にとっての正解なのかは人によって変わるので実際に描いてみて、実験していくしかないんですよね
最後に
胡蝶蘭は前職の会長が好きな花で、会社にはたくさん植えられていました。
お祝いにもらった白い胡蝶蘭が、すべて枯れ落ちて終わりに見えました。
しかし新しい茎が横から生えてきて、また立派な胡蝶蘭が咲いた時は強い生命力を感じじんわり感動。
五味文彦さんの画集にも胡蝶蘭が描かれていて、チャレンジしたいモチーフのひとつでした。
こちら↓
胡蝶蘭はこの画集の写真でしかみたことがないですが、『木霊の囁き』という作品は2016年に現物を見ました。
大好きな作品なんですが
よく見ると葉っぱの一部があまり描かれてなくて、下描きの線まで残っている場所もあるくらいでした。
描かないことでより写実的に見える。
衝撃でした。
描かないと描けないはまったく違います。
描けないから描かないのではなく
描けるけど描かない選択ができるようになるために
モチーフをしっかり描けるようになり、そしてさらに魅力的な作品を描けるようにするステップアップです。
ここまで読んでいただき
ありがとうございます!!!
あなたのお役に立てたら嬉しいです。
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