【油彩画】描かない技術を学ぶ。「13輪の胡蝶蘭」2019

トレースした胡蝶蘭の絵 画家ライフ
Kei
Kei

ちわわ画家ライフの筆者Keiです。

写実に憧れています

しかし筆者Keiは観る力が下手なので、そんな写実には描けないとやさぐれていました。

まずは素直に描いてみようと、ていねいに描いた油彩画「胡蝶蘭」から学んだ実体験です。

この記事を読むとわかること
  • 胡蝶蘭を油彩で描いた経験から気づいたこと
  • 描かない技術を解説

なぜそういう考えになったのかをまとめました。

描かない技術に気付く

胡蝶蘭の油彩画 完成
油彩画 胡蝶蘭 by kei

2019年に描いた「胡蝶蘭」です。

当時バイトをしていた、オープンしたての飲食店に飾る絵を描きました

モチーフはなんでも良いというので、お祝いでよく見かける大好きな胡蝶蘭を描くことに

この「胡蝶蘭」の作品を描いたことで、細かく描くことだけでは魅力的な絵にはならないと気づくきっかけになりました。

なぜ?メリハリをつけるため

エスキース
エスキースの一部 by Kei

まずは主役を決めます

そして主役はしっかり描き込みます。

その周りの花は脇役です。

その脇役を同じように描かないことです。

同じように描かないことでメリハリがついて、作品がよりおもしろくなるんです。

制作過程

こちらの記事にまとめました↓

描かないようにガマンしたつもりが・・・

胡蝶蘭の油彩画
油彩画 胡蝶蘭 by kei 途中

主役を決めて描き始めたのですが・・・

胡蝶蘭の細かい部分を、どんどん描いていきます。

すると後で描いたの方が上手く描けるので、楽しくなって脇役までしっかり描いてしまっていました。

そうなると客観的に見れなくなっていて・・・

これでももっと描きたいとウズウズしたけど、描くのをガマンしたんです

あらためて振り返ってみたら、描きすぎていることに気がつきました。

あれ・・・あれだけガマンしたのに(^◇^;)

でもこの時は描きたかった胡蝶蘭を、心から満足するほど細かくていねいに描く経験ができてよかったです。

たのしかったぁ。

ここまで描かなかったら気付けなかった

どのくらい描くことが、自分にとっての正解なのかは人によって変わるので実際に描いてみて、実験していくしかないんですよね

最後に

パレットに油絵の具
無料写真 O-DAN

胡蝶蘭は前職の会長が好きな花で、会社にはたくさん植えられていました。

お祝いにもらった白い胡蝶蘭が、すべて枯れ落ちて終わりに見えました。

しかし新しい茎が横から生えてきて、また立派な胡蝶蘭が咲いた時は強い生命力を感じじんわり感動。

五味文彦さんの画集にも胡蝶蘭が描かれていて、チャレンジしたいモチーフのひとつでした。

こちら↓

胡蝶蘭はこの画集の写真でしかみたことがないですが、『木霊の囁き』という作品は2016年に現物を見ました。

大好きな作品なんですが

よく見ると葉っぱの一部があまり描かれてなくて、下描きの線まで残っている場所もあるくらいでした。

描かないことでより写実的に見える。

衝撃でした。

描かない描けないまったく違います

描けないから描かないのではなく

描けるけど描かない選択ができるようになるために

モチーフをしっかり描けるようになり、そしてさらに魅力的な作品を描けるようにするステップアップです。

Kei
Kei

ここまで読んでいただき

ありがとうございます!!!

あなたのお役に立てたら嬉しいです。

この記事を書いた人

大阪の田舎の方で生まれ育つ。
未婚40代

高校で描いた油彩画をもう一度やりたくて、30代前半から本格的に描く

【画材】油彩、水彩、色鉛筆、鉛筆
星になった愛犬チワワの雷斗(ライト)を男前に描くことが目標
【ポイント】
・趣味でゆるく始める
・他人とは比べない
階段を一段ずつのぼるように、成長する方法を発信中

ギャラリーで展示販売など活動中

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