初心者から抜け出す方法。アクリル画に失敗して気づいた事2018

赤いシーツ雷斗 アクリル 画家ライフ
Kei
Kei

「ちわわ画家ライフ」筆者のKeiです。

絵を描いてるけどなかなか納得できる作品が描けないと悩んでいる

30代女子のあなたに少しでも役に立つようにわかりやすく伝えます!!!

美大出たわけではないあたしだからこそ、初心者目線で問題が何なのか失敗から学びました。あなたにとっての問題を考えてみてください。

アクリルにチャレンジしてガッカリした

赤いシーツチワワ、アクリル画
死んだ魚の目の雷斗 by Kei アクリル画

2018年7月頃、絵画教室に通って1年9ヶ月くらいの話です。

星になった愛犬の雷斗くんが死んだ魚の目になってしまった・・・とガッカリ・・・

なぜアクリルなのかというと、2017年に描いた『春のイチョウ』佳作賞の副賞としてアクリル絵具24色をいただいたのでアクリル画にチャレンジしたからです。

使用したのはこちら↓

2018年は今やりたいことをやろうと決めた年で、この時は小さい絵をサクッと描きたかったので、めんどくさがってあること守りませんでした。

逆に時間がかかってしまい、これ以上は描き続けれなかった。

この経験からあることを守らないと、初心者は卒業できないとやっと気付いたのです。

油彩画『春のイチョウ』の記事はこちらです。

解決方法「基本を守る」

湖
無料写真 O-DANより

まさに「急がば回れ」当たり前の事をどれだけ素直にするのか。

簡単に説明していきます。(Keiの基本)

  1. エスキース
  2. 練習
  3. 下描き
  4. トレース
  5. 画材

1.エスキース

構図(何をどの位置に描くのか)やモチーフの大きさ・色などざっくり決める漫画のラフのようなもの

2.練習

主役のを決める。形をイメージして描けるようにしっかりと写真や描きたいモチーフを見て描く。上手く描きたいところは特に多めに。

3.下描き(写真を模写する場合)

本番とは別の紙に描く。本番の大きさに写真を拡大して本番用の大きさにして、トレースしたものを写真を見ながら描く

4.トレース

下描きと本番用の板や紙などの間に鉛筆で黒く塗った髪を挟んで赤ボールペンでなぞって写す。

5.アクリル(画材)

背景から入れる。物理的に一番後ろになるものから描くのがセオリー。1.エスキースで色を決めているので迷わない。主役を集中して描く。

15〜30分ぐらいで集中力は切れるので、3〜5分水を飲んで目をつぶったりストレッチをする。(理想のサイクル)どんどん休憩を忘れて続けてしまい体がバキバキになって後悔する・・・( ̄▽ ̄;)気をつけて

練習になれるとそればっかになってしまうので、時間を決めてダラダラしない事です。

美大や専門学校に通った方なら当たり前のことかもしれませんが、体力も集中力もないあたしはゆるく始めたので、この「基本通り」というのがどうもイヤでした。

めんどくさく感じてしまって、学校の勉強みたいで拒否反応・・・

「やらないといけないのはわかるんだけどな〜」

と言いながら「基本を守る」が大切な事を全然わかっていませんでした。

なぜ?

?の秤
無料写真O-DAN

絵を描くのに正解は一つではありません。楽しく描けるなら基本なんて守らなくてもいいと思います。

しかしあたしはアクリル絵の具で愛犬のライトを描いてガッカリしました。納得できませんでした。

それなりに一生懸命描いたのに、下手くそで・・・恥ずかしい・・・と感じたのです。

それをアクリルのせいにしました。

「アクリルは乾くの早くて描きにくいな〜」

「色が薄くてイマイチ」

とかなんとか

確かに油絵の具になれているとアクリルの乾きの速さはとてつもないです。

「こんなに速いん?」

と数分で乾いてしまうので直せなくてびっくりしました。

人によっては向き不向きはあるものの、油絵も最初はボロボロで、何度も練習したから少しずつできるようになっていきました。

初めての油彩画の記事はこちら↓

この時はそんな余裕はなく、アクリルは向いてなかったとすぐにやめてしまいました。

このままでは油絵との併用ができないので、この失敗を生かすために、振り返って自分を分析してみました。

失敗の原因

  1. エスキース
  2. 練習
  3. 下描き
  4. トレース
  5. アクリル

1〜3をめんどくさがってやらなかったから画材のアクリルに集中できなかった。

絵を描くのが初めてで画材を使いたいだけならアリです。

この時もそういうつもりで描き始めました。

しかし2018年、絵を画材を使って描くことに慣れてきたあたしにとって、完成度の高い作品を描くことが目的になっていたことに気付かなかった。

画材の慣れも必要だけど“自分がどう描きたいのか” “自分がどう描くのが正解なのか”をまず決めないといけなかった。

そのためには画材に入る前に練習が必要

どう描きたいのか決まっているので、画材だけに集中できるから。

成功例

似顔絵色鉛筆画
色鉛筆画 by Kei

アクリルを描く前にチャレンジしたのが色鉛筆です。

初めてでも納得の作品は描くことができます色鉛筆画は完成度が高く誇れる作品になりました。

それは基本を守ったからです。

まとめ

赤いシーツ雷斗 アクリル
死んだ魚の目の雷斗 by Kei  アクリル画

基本を守る

  1. エスキース
  2. 練習
  3. 下描き
  4. トレース
  5. アクリル

失敗の原因 

  1. エスキース
  2. 練習
  3. 下描き
  4. トレース
  5. アクリル

1〜3をめんどくさがってやらなかったから。

  • 基本を守れば初めての画材でも、完成度の高い作品は描ける
  • 絵を描くのに正解は一つではない
  • 楽しく描けるなら基本なんて守らなくても良い
  • しかし完成度の高い作品を描くことが目標かどうか確認する
  • “自分がどう描きたいのか” “自分がどう描くのが正解なのか”決めると画材に集中できる
Kei
Kei

ここまで読んでいただきありがとうございます!!!

完成度が高いとはあくまでも自己満足です。ずっと初心者ではなく、少しでも成長を意識して基本を守ることから続けてみてください。呼吸を忘れずに絵を描いていこう!!!

ナイロン筆がおすすめ

この記事を書いた人

大阪の田舎の方で生まれ育つ。
未婚40代

高校で描いた油彩画をもう一度やりたくて、30代前半から本格的に描く

【画材】油彩、水彩、色鉛筆、鉛筆
星になった愛犬チワワの雷斗(ライト)を男前に描くことが目標
【ポイント】
・趣味でゆるく始める
・他人とは比べない
階段を一段ずつのぼるように、成長する方法を発信中

ギャラリーで展示販売など活動中

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