油彩画を完成するまでの全工程を記事にまとめました。
油彩画を始めてから、7年の筆者Keiの実際の作品の描き方です。
正解は人それぞれ違います。
自分の正解がわかりませんでした。
正解はたくさんあって自由に選べるからこそ、どうしたら良いのか迷ってわからなくなるんです。
そんな時「どうしたら良いのか?」と悩むあなたに向けて書きました。
この記事を読んでわかること
- 油彩画を描くときのポイントはマネをすること
- 制作全工程
- 描いた後に講師に相談
マネをすることが一番。
今回の作品のパイナップルを描くのに、講師や過去の自分をマネてみました。
チワワ画家ライフの筆者Keiです
この作品は今まで学んだことを、生かして描きました。
参考にしてください
1ヶ月で油彩画を完成させる
高校を卒業してから、16年間お世話になった会社で、一緒に働いていた大先輩がいます。
筆者Keiが退職した後も時々会っていました
その大先輩が田舎に帰るので、何か自分にできることで思い出を具現化したくなりました。
2021年2月
期間 1ヶ月
日数 13日
合計時間 26時間
油彩画は一番早く、完成できたのは3ヶ月くらい
しかもプロの講師にアドバイスをもらいながら、、、
この時は絵画教室を、休学していました。
再開する選択もありましたが、スケジュールを考えると通うのが難しい。
決意しました。
できない理由を探すのではなく、完成するにはどうしたらよいのか考えました。
なぜパイナップルなのかというと・・・
思い出のパイナップル
注)こちらの写真はモチーフのパイナップルとは別です
大先輩と一緒に働いていた会社は大阪にあります。
屋上には社長の趣味の植木が、いっぱいありました。
その中にパイナップルが植えられていたんです。
「えっ大阪でパイナップルって育つの?」っ疑ったあなた
そう筆者Keiも疑った一人でした。
大きく立派に育ったパイナップルを、社長から食べて良いと許可がおりました!!!
重くて完熟してななめになっていた黄色いパイナップル
大先輩が切ってくれて、果汁をボタボタとたらしながら部署のメンバーで食べました。
めちゃくちゃ甘くておいしかったぁ
この思い出を形にしよう!!!
パイナップルを描いて、プレゼントしようと決めました。
半分は相手のため、半分は自己満足です。
制作過程
パイナップルをデッサンしようとしてよくわからないので、雑になり完成できなかった経験があります。
焦って雑にならないように、しっかりエスキースして、下描きに時間を取りました。
基本的な流れ
- エスキースパイナップル
- エスキース背景
- エスキース
- 本番用下描き
- トレース
- 油絵の具
エスキース(下描き)
画像をGoogleで探して、みながら描きました。
こんな感じとざっくりと
パイナップルを明るくして背景は暗くしよう
色のイメージするために、水彩で着色しエスキース完了
さて下描きしていこうと、一つずつボコボコしている実を、描きていきました。
すると・・・
ここまで描いて↓
今どこ描いているのかわからなくなり、迷子になる
ヤバイ!!!
ここで無理やり描き続けると、絶対に雑になってしまうので、いったん休憩しできる方法を考える
ポン
ポン
ポーン!!!
ひらめいたけど、めんどくさそう・・・と気が遠くなって、呼吸を整えてから
はい、こちらです↓
パイナップルに数字を書きました。(写真見えにくて、すみません)
パイナップルの画像は適当に使用したので、ブログにはのせられませんが、加工アプリを使って数字をつけていきました。
描いた絵にも同じように数字をつけて、位置を確認しながら描いていきました。
これが筆者Keiにとっては正解でした!!!
模写できて安心。
油絵の具
板は以前に作成したものです。↓
ホルベインのジェッソ下地を塗っています
こちらの作品を描いたときに作成していました。↓
トレースしてから、あとは楽しい絵の具で着色です。
うすく塗って色を決めていきます。↓
背景は胡蝶蘭を描いた時と同じにして、インジゴにしました。↓
迷ってるヒマはないので、過去の経験をマネていきます
もともとは講師がインジゴで描いた作品をマネてみました
パイナップルの葉っぱを、青っぽい緑で濃くしていきます↓
どんな色がよいのか試しながら、探りながら
手前のパイナップルの葉っぱは、少し暖色系の緑↓
葉っぱ描きながら、道に迷う迷う・・・
今どこ描いているのかわからなくなり、下描きの番号を頼りに、なんとか形になっていく
そしていよいよパイナップルの実を、描いていきます↓
訳わからなくなりながらでも、数字のおかげで戻って来れるので、夢中になって描けました。
正解がわからないと思いながら、葉っぱが厚みがないので、白を混ぜて厚みを出していきますちょっと葉っぱの緑は黄色がキツかった
葉っぱの中心は暗くして、均等に塗らなくてよかったと反省
こうやって振り返ると次の課題が見えてきます。
手前の葉っぱを細かく描いていきます
トゲトゲがおもしろい↓
トゲトゲを描きすぎてしまったので少し薄くしました
実に変化を描こうとして失敗↓
左側の色が浮いてしまったけど大丈夫
休憩してから、修正していきます。
なるべく薄く少しずつ重ねていくと、割れにくいし
厚みが出ると、乾かす時間を長くした方が絵が割れにくいので、描くのをがまん
後ろの葉っぱを青っぽい緑で、へこみを表現しました。↓
さらに背景の葉っぱに立体感を出すために、後ろの方の葉っぱを部分的に明るくしました。
これはテンペラ油彩画を描いたときに学んだことです。
完成!!!
パイナップルのボコボコの実を、自分なりに表現できました。
胸がいっぱいになり、しみじみしたのを思い出します。
描いた後からアドバイスをもらう
2021年2月に描いて3月上旬に渡しました。
そして3月中旬に絵画教室に復帰して、油彩画の得意な講師に、アドバイスをもらいました。
センセイならどんな構図にしますか?
パイナップルを2つ描いて対比させるかな
手前より奥をあまり描き込まないようにして
手前を大きく描くことで、パースが表現できるしね
そういうことを考えて描くんですね
勉強になりました。
ありがとうございます!!
(※日本人のおじさまです)写真がややこしい
絵を描く方法に、たった一つの正解はありません。
講師は知識が豊富なので、講師はいろんな方法を教えてくれます。
それだと受け取る筆者Keiのキャパがないので、あくまでも個人の描き方を聞きます。
具体的にイメージしやすいので次に生かしやすいんです。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
あなたの正解を見つけるために参考にしてください
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