今回はテンペラ油彩画の3作目の完成までの制作過程です。
この記事を読んでわかること
- テンペラ油彩画の全工程公開
- 1,2作目より完成するのに早くなった理由
- 制作過程14日分公開
ちわわ画家ライフの筆者Keiです
振り返りにお付き合いください
【テンペラ油彩の混合技法】3ヶ月で完成!!!
今回も公募展に応募するために締め切りを、まもるためにこの期間になりました。
目標は初心者でも描ける3時間×12回です。
実際の結果はこちらです↓
2020年7〜10月
期間 3ヶ月ちょい
描いた日数 14日
描いた時間 24時間
完成が早くなった理由2つ
これまでテンペラ油彩画を3作品描きました。
その3つ比べてみると・・・
期間 | 日数 | 合計時間 | |
---|---|---|---|
1作目 | 1年7ヶ月 | 26日 | 80時間 |
2作目 | 6ヶ月 | 25日 | 75時間 |
3作目 | 3ヶ月 | 14日 | 24時間 |
期間も日数もそして時間も早くなりました。
なぜ完成するのが、早くなった理由は大きくこの2つです
完成が早くなった理由2つ
- 経験が増えて慣れた
- 描き直す回数が減った
1.経験が増えて慣れた
何度もライトの目はどうなっているのか?
鼻は?口は?と描くための観察をして、それを描くことの経験が増えたので慣れてきました。
今回の雲の背景は過去にも描いたことがあるし、
記事はこちら↓
一枚の繪、「第33回全国日曜コンクール」で銅賞!魂を込めた風景画【2017】
同じ時期にこちらの作品を描いていたので、雲を描くのに慣れていました。
記事はこちら↓
【入選作品】第37回日用画家コンクール。油彩で風景画。空と雲と電信柱を描くポイントと8日間の記録2020
2.描き直す回数が減った
一度ではうまく描けないのでどうしても、描き直す時間がいります。
何枚も描いているのと同じ
それだけ時間はかかります。
2014年から油彩画を描いて6年、やっと慣れてきました。
制作過程
制作の14日間の過程をぜんぶ公開します。
制作過程2020/7
規格外の板にをサムホールサイズにカットする
写真なし( ̄▽ ̄;)
軽くゴールを決めていきました。
今回のテーマは不思議です
まずはライちゅん
テンペラ絵の具で「白おこし」します(写真は2層目)
使う分だけ
卵で作った乳剤とチタニウムホワイトの顔料を混ぜて作ります
水で溶かして細い筆でハッチング
すぐ乾くので、その日のうちに2層目
毛を1本ずつ描いていきます
油絵の具の茶色で目と鼻を入れて、もうかわいい
背景も薄く入れて、雲の位置を探っていきます
影を入れて、毛の色もつけていきます。ライトは白に薄茶がポイントです
背景の空と雲を油絵の具を入れていきます
制作過程2020/8
空間が淋しいので月を加えることに
講師から「ライトを描く」のを禁止令が出る
ググッとガマンして背景へ
月が上手く描けないっっっ
そのまわりの雲もっムズっ
モコモコしすぎっムズっ
いつも雲は普通は下から見るものなので、角度が変われば影も変わるのでムズかった
ヤバイまたなんでも描ける気がしてたけど
月は初めてだった(´;Д;`)おバカ
空は暗くしなきゃ
月はもっと絵の具を重ねて
また影を入れて、雲にも絵の具を重ねて
雲の形がまとまらない
焦る焦る
手前の雲はライトの吸引力で吸いよせられている
制作過程2020/9
ここでライトの目を描くのが許可が降りる
キターーー!!!
ペラペラの薄い印象から、グッと引き締まりました。
なかなか調子が良い
月をGoogle先生で調べて模様を描く
ミカンみたい・・・
幻想的にするために虹色で演出
雲を整えていき、後ろ足にも影を入れていきます
鼻も絵の具を重ねていき、耳は茶色を濃くして
雲が気に入らなくてまた描き直す
やばいエンドレス・・・
月も色を足していきます
耳の毛を細かく描き込んで、鼻も黒っぽくしていきます。
ヒゲの毛穴とか細かいところ入れて
雲をかじって「オエっ」て、なりそうな感じをこだわりました。
曇ってやっぱムズイ
全体に茶色の毛を描いていきます
後ろ足のせてるのキントーン??
やっぱ丸くなってしまう
制作過程2020/10
後ろ足が固いな〜と思いながら
雲を明るくしてヒゲが細くならなくて、イライラ疲れてもう限界
完成!!!
あれ?体をほとんど描いてないのに、良い感じになっている
最後に
自分が思った通りに描けるとめっちゃ気持ちが良い!!!
Dr,STONE(ドクターストーン)の主人公「千空」の言葉を借りると・・・
「唆るぜ!!!」です。(アニメ第3期楽しみですな)
ライトの目が好き
ライトの鼻も好き
ライトの口のぷにぷにも大好き
この大好きな顔が描けたので満足です。
しかし写真と比べると、顔が小さいな・・・
口ももっといや目がもっとデメキン・・・
「もっとかわいいのに」とおもってしまう筆者Keiなのでした。
まだまだ修行が足りませんね
1枚目の作品の記事はこちら↓
テンペラ油彩の混合技法。制作過程1年7ヶ月の記録2017〜2019
2枚目の作品の記事はこちら↓
ここまで読んでいただき
ありがとうございます
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