ちわわ画家ライフの筆者Keiです
この記事を読んでわかること
- 入選作品紹介
- 風景画をシンプルに電信柱のみ
- 迫力が出る描き方「電信柱を太く描く」
- 背景が苦手でプロの力を借りる
- 完成できた4ヶ月実質8日間の戦いの記録
【祝】入選!!!
アマチュアの公募展
2021年の第37回全国画家コンクールで入選しました。
本当は2020年の第36回に出したかったのですが、新型コロナウイルスの影響により絵画教室が休校になりました。
その後、絵画教室は再開しましたが大阪市内への移動の感染リスクを考えて、自分にできる対策により自粛。
家で一人では描く自信がなく、電信柱は建造物なので真っ直ぐ線を引くのが苦手で歪んでることを客観的に修正してもらうプロの目線がほしくて、4ヶ月間ストップしていました。
だってできるだけうまく描きたいから
風景画をシンプルにした
2018年、2019年と描くモチーフが決まらずに、他の公募展に応募していたので時間もなく送れずに時が過ぎていました。
空と雲が好き
風景画が好きで写真をよく撮っていました。
近所の電信柱です。
2017年第33回の日曜画家コンクールでは銅賞をもらいました。
こちらも風景画で電信柱を描いてるんです↓
場所によっては悪者扱いされる電線と電信柱に同情
日本ではどうして電信柱が多いのか素朴な疑問を感じつつ
生活に今は絶対に必要な電気を運ぶ、人間で言えば血液のようなもの
電柱の面白い作品を描く画家・山口晃氏がTVで話していたことが、忘れられずに電信柱をよく観るようになっていました。
山口晃氏の作品↓
実際よりも太く描く、作品工程
実際よりも太く描く
こちらは写真をトレースしたものです↓
写真のままでは折れそう・・・
迫力がないですね
こちらが2倍の太さに変えました↓
存在感が違う
作品工程
シンプルにしたおかげで、確実に描くのが早くなってきました。
日程はこんな感じ↓
- 期間:2020年2月〜2020年8月(3月〜6月休み)
- 日数:8日
- 合計時間:24時間
まずは雲はだいたいで描いていきます。
油絵の具とテレピンのみで描くのですぐ乾きます
エスキースした絵をトレースします
どんどん雲を重ねて厚みを出していきます。
雲に赤色や黄色など仕込みます
空も重ねていきます
4ヶ月後再開
電線を描いていく準備↓
線を薄く引いて辺りをつけておきます
電線のグルングルンとしたところをこだわりました
太い線を描いてからテレピンで消していきました。
グルングルンとしたとこ好き
上の方の電線もどんどん描いていきます↓
真っ直ぐな電線と少したわんでいる電線のメリハリにこだわりました。
電線が細くてかなり手こずりましたが楽しかったぁ
雲を修正しつつ
丸がうまく描けなくて何度も直したのですが
うーんイマイチ
しかも黒すぎたかなと反省
完成!!!
今回も何度も描き直して、疲れ果てて・・・
「もう下手でもいいわ」と力を出し切りやり遂げました。
写真は資料の一部
電信柱の写真を見て描きました
今回は2倍に太くしたことでパースがきつくなり、迫力が増したとおもいます。
シンプルに、そして構図をイチョウの木と同じにすることで、大きく迷うことなく完成させることができました。
イチョウの木の作品はこちらの記事です↓
しかし前回のように賞が取れなくてガッカリ
こればかりはコントロールできないとしても、どうしたら1位を取れるのか・・・
答えは出ないですがつい考えてしまう
電線に電信柱がアートになる↓
ここまで読んでいただき
ありがとうございます
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